結婚相談所のホームページを集客できるようにするにはどうすればよいのか考えてみた

先日、結婚相談所の代理店になりませんか?といったお問合せをいただきました。
内容をみてみると、「近年、副業で結婚相談所を開業される方が増えており、あなたも開業しませんか?」といった内容でした。
私も婚活はしているので興味はありましたが、それ以上に結婚相談所のホームページ集客に興味がわきました。
今までしっかり結婚相談所のホームページを拝見したことはなかったのですが
複数のサイトを閲覧していくうちに「私が作ればもっと集客できるのでは?」と感じました。
まず前提として結婚相談所とWEBの相性は良いです。
理由は検索ボリュームが多い点、悩みキーワードが多い点です。
ブログやリスティング広告を出稿すれば見込み客は集まると考えられます。
よってWEBの中でも集客しやすい業界だと考えられます。
これを踏まえたうえで、現役WEBデザイナーが結婚相談所のホームページをどう作れば集客できるのかを記載していきます。
ユーザーは結婚相談所に何を求めているのか?
まず考えたいのが、「結婚相談所を探している人は、何を求めているのか?」ということです。
ここを考えずにホームページを作ってしまうと、「料金」「サービス内容」「会社概要」などを掲載しただけの、どこにでもあるホームページになってしまいます。
結婚相談所を探しているユーザーは、単純に「結婚相手を紹介してほしい」と考えているだけではありません。
例えば、
- 本当に自分でも結婚できるのだろうか
- どんな人を紹介してもらえるのだろうか
- 結婚相談所って怖くないの?
- 高額な料金を請求されないだろうか
- カウンセラーは親身になってくれるのだろうか
- 婚活を誰かに相談したい
- 他人に知られずに婚活したい
- 自分に合った相手を見つけたい
このような「不安」や「期待」を持っている可能性があります。
つまり、ホームページで重要なのは、単に「こんなサービスを提供しています」と説明することではありません。
「ここなら安心して相談できそう」と思ってもらうこと。
これが非常に重要です。
特に結婚相談所は、スペックだけで比較される商品ではありません。
「誰に相談するのか」「どんなサポートを受けられるのか」「この相談所なら自分のことを理解してくれそうか」といった、人との相性や安心感も選ばれる理由になります。
そのため、ホームページ制作では、ユーザーが抱えている不安や疑問を一つひとつ解消していくことが重要になります。
競合の調査方法
次に行いたいのが競合調査です。
結婚相談所のホームページを制作するとき、「おしゃれなデザインにしたい」と考える方も多いと思います。
もちろんデザインも重要ですが、それ以上に重要なのが、
「競合の結婚相談所は、ウェブ上で何を訴求しているのか?」
を把握することです。
例えば、Googleで「結婚相談所 大阪」「結婚相談所 30代」「結婚相談所 女性向け」など、自社のターゲットが検索しそうなキーワードで検索してみます。
そして、検索結果に出てくる結婚相談所のホームページを実際に見ていきます。
チェックしたいのは、
- 何に対して訴求しているのかを把握する
- ターゲット層は?
- 料金はいくら?
- 強みはなに?
- 無料相談への誘導方法はどうなっているか
などです。
例えば5社を比較してみます。(料金は割愛します)
| 訴求 | ターゲット | 強み | 誘導方法 | |
| A社 | 結婚後まで考えた相手選びができる | 30代・40代 | マンツーマン | 問合せフォーム |
| B社 | よりそったサポートができる | 30代・40代 | 優しいカウンセラー | 問合せフォーム |
| C社 | よりそったサポートができる | 30代・40代 | 婚活経験者 | 問合せフォーム、LINE相談 |
| D社 | 成婚数、実績で訴求 | 30代・40代 | 地域密着、成婚数 | 資料請求、お問合フォーム |
| E社 | 不安をあおる | 30代・40代 | 地域密着 | 資料請求、来店予約 |
5社を簡単に洗い出してみました。
そして、ここから「自社はどうするか」を決めていきます。
ターゲット層は合ってる?
まずターゲット層ですが、可能ならズラします。需要規模や地域性は考えなければいけませんが、今回調査した中で全社が30代~40代の独身男女をターゲットにしています。20代独身男性特化、50代独身女性特化、職業特化、趣味特化でも良いわけです。このように考えて差別化を図ります。もちろん自社の得意領域を踏まえたうえで差別化を行います。
自社の強みを発見する
次は自社の強みを考えます。
ここでありがちな失敗が、
「経験豊富なカウンセラーです」
「親身になってサポートします」
「成婚まで徹底サポートします」
といった、どの結婚相談所でも言えてしまう内容を「強み」としてしまうことです。
もちろん、これらが悪いわけではありません。
しかし、競合も同じことを言っていたら、ユーザーからすると違いが分かりません。
そこで、
「なぜ他の結婚相談所ではなく、自社を選ぶ必要があるのか?」
まで掘り下げて考えてみます。
例えば、
- 30代女性の婚活に特化している
- 再婚希望者のサポートに強い
- 男性の婚活支援を得意としている
- カウンセラー自身が婚活経験者
- 地域密着で地元の会員に詳しい
- LINEで気軽に相談できる
- 夜間でも相談できる
- 少人数制で一人ひとりに時間をかけている
- 婚活だけではなく服装やプロフィール写真までサポートする
- 交際後のコミュニケーションまで細かくアドバイスする
などです。
さらに、経営者自身に話を聞いてみると、ホームページにはまだ書かれていない魅力が見つかることがあります。
例えば、
「実は私は人見知りの方の相談が得意なんです」
「恋愛経験が少ない男性からの相談が多いです」
「プロフィール写真にはかなりこだわっています」
といったものです。
こうした内容こそ、競合との差別化につながる可能性があります。
強みをどう伝える?
強みを見つけたら、次は「どう伝えるか」です。
ここもホームページ制作では非常に重要です。
例えば、
「親身になってサポートします」
だけでは、具体的に何をしてくれるのか分かりません。
そこで、
「毎月1回の面談に加えて、LINEでいつでも婚活相談が可能。お相手とのメッセージ内容についても一緒に考えます」
とすれば、サービス内容が具体的になります。
さらに、
「婚活でこんなことで悩んでいませんか?」
という形でユーザーの悩みを提示し、
「その悩みを私たちはこう解決します」
とつなげる方法も有効です。
ホームページは、会社側が伝えたい情報を並べるだけではなく、ユーザーが知りたい順番に情報を整理することが重要です。
また、写真も非常に重要です。
結婚相談所の場合、カウンセラーの顔が見えるだけでも安心感につながります。
「誰がサポートしてくれるのか分からないホームページ」と「代表者やカウンセラーの人柄が伝わるホームページ」では、問い合わせのしやすさが大きく変わる可能性があります。
ホームページのゴールは適切?
ターゲット、強み、伝え方が決まればゴールをどうするか決めます。
上記の表をみると問い合わせフォーム、資料請求、LINE相談です。
これは間違っていません。ただ私ならこうします。
①LINE公式で友達になってもらい見込み客を集める←優先度高い
②今すぐ相談したい方のためにお問合せフォームは設置
①と②をゴールにしアクションのハードルを下げるんです。
LINE公式では婚活の知識を配信、またイベントやセミナーを開催するのもよいと思います。
結婚相談所って多くの人にとっては費用面で負担が大きいジャンルに入ります。
高額な買い物をするとき、人は必ず比較検討します。
見込み客を集めておき、接触回数を増やすことで比較検討するさい有利になっておくことが大切だと考えています。
また見込み客を多く抱えることによって経営も安定していきます。
なのでLINE公式の友達を集めることは結婚相談所が集客するうえで大切になるのではないかと考えています。
ホームページ集客につかえる小手先テクニック
最後に、ホームページ制作で使える「小手先のテクニック」についても紹介します。
ただし、これらはあくまで基本的な戦略ができたうえで取り入れるものです。
お客様の声
「成婚しました」という結果だけではなく、
「最初は結婚相談所に抵抗がありました」
「何から始めればいいか分からなかった」
「担当者が親身になってくれた」
など、実際の婚活前後の変化が伝わる内容だと、同じ悩みを持つユーザーにとって参考になります。
ブログやコラムを活用する
例えば、
「30代女性が結婚相談所を選ぶときのポイント」
「結婚相談所に入会する前に確認しておきたい5つのこと」
「婚活でプロフィール写真が重要な理由」
「結婚相談所とマッチングアプリの違い」
など、ターゲットが検索しそうなテーマについて記事を書いていきます。
こうした記事を積み重ねることで、検索エンジンからのアクセスを増やせる可能性があります。
ただし、SEO対策も「検索順位を上げること」だけを目的にするのではなく、最終的に無料相談や問い合わせにつなげることを忘れてはいけません。
まとめ
結婚相談所のホームページを集客に活用するためには、単純に「きれいなホームページを作る」だけでは十分ではありません。
重要なのは、
「誰に、何を伝えて、なぜ自社を選んでもらうのか」を明確にすることです。
まずはユーザーが抱えている悩みや不安を考える。
そして競合の結婚相談所を調査する。
そのうえで自社にしかない強みを見つけ、それをユーザーに分かりやすく伝える。
この順番で考えていくと、ホームページの方向性がかなり明確になってきます。
ホームページ制作は、単にデザインを作る作業ではありません。
「どうすれば、この結婚相談所に相談してみたいと思ってもらえるのか?」
を考え、それをページ全体に落とし込んでいくことが、集客につながるホームページ制作の第一歩だと思います。
もし現在のホームページから問い合わせがほとんどないのであれば、いきなり作り直すのではなく、
「誰を集客したいのか?」
「その人は何に悩んでいるのか?」
「競合ではなく自社を選ぶ理由は何なのか?」
を一度整理してみることをおすすめします。